【毎日更新】line walker Fate GOプレイ日記

毎日欠かさず更新して約9年・・・・・。最近はFate関連の記事しか書いてません。たぶんFate関連のブログじゃ画像使用数が世界一であると自負しています。

【FGO】期間限定Fate/EXTRA CCCxFate/Grand Order スペシャルイベント「深海電脳楽土 SE.RA.PH」【―閉幕― (1/2)】

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舞台は海洋油田基地セラフィックスへ。それは月の聖杯戦争を模した地獄。
最後のひとりになるまで脱出できない快楽の檻。
崩壊までのタイムリミットはあとわずか。
乱舞する欲望(エゴ)の最奥に潜むものは、果たして―――


・前回まで
突然カルデアのシステムを乗っ取った上級AI「BB」。
彼女は、カルデアの資源調達基地である海洋油田セラフィックスが、2030年のマリアナ海溝に沈んでいることを告げる。
特異点の反応を辿って、「BB」の案内する2030年にレイシフトした藤丸立香だが、BBのジャミングによって一緒に同行したネロ、エミヤ、玉藻の前と逸れてしまう。

鈴鹿御前を仲間に加え、一行は再び教会へと戻る。がしかし、そこにいたハズの生存者ベックマン、マーブル、そしてエミヤ・オルタの姿は無くなっていた。
そして、BBによってSE.RA.PH.内を舞台にしたバトルロワイヤル式の聖杯戦争、その終了を告げる通信が入る。
一行はBBを止めるべく、SE.RA.PH.中枢にして最大の鍵を握る部屋、天体室を目指す。





・・・。



その男は正義の味方だった。








涙を流す名前も知らない誰かを救うため、たくさんの人を殺した。




その男は魔法使いだった。






例え本人にその自覚がなくても、近い将来それが人類の脅威になるのなら、やはり殺した。



世界を救うため、10年後に治療不可能のウイルスを開発する学生を殺した・。

この世の平穏のため、多くの戦争の統率者の首を落とした。目の前でそれを止めようとする家族も殺した。

人々を守るため、例えその意志が無くとも驚異的な技術レベルの人間が集まる宗教団体を一人残らず殺した。




「オレがじいさんの代わりに、正義の味方になるよ」




殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺した。




その手は返り血で黒くなり、魔術回路は摩耗し、男の肌はどんどん黒く深い暗色に染まった。




それでも、「世界を救うために」男は殺し続けなければいけない。



争いを止めるには、止める手段が無くてはならない。



なんてことはない。その一番効率の良い方法が殺人だっただけだ。



効率良く世界を救う、一分一秒早く世界を救う。



ソレデ、スコシデモナミダヲナガスヒトガスクワレルノナラバ。。。



男は体を剣にして、心を鉄にした。



名前を捨てて、過去を忘れた。



だから今、なんのために戦っているのか、男はもう知らない。



残ったのは、「効率良く●●にとって都合の悪い人類を殺す方法」だけだった。





「約束ですからね、先輩。」





あぁ、後悔していないと言ったら嘘になる。



それでも、この汚れきった手は、あの子を救うためにあったのだから。







だから・・・。













BBの指定したゲートを開放する。中に広がっていたのは(慣れたくなかったが)見慣れたBBスタジオだった。




いや、あの呼ばれてきたんですけど。

(買い出しってコンビニとかあったんだろうか・・・。)













(色々いかがわしいな・・・)





(犬?)








作戦通り、開幕一斉宝具でBBに畳み掛ける。

彼女に弱点なんてない。クラスも規格外の「ムーンキャンサー」。

唯一の弱点はルーラークラスだが、あいにく凄女も聖処女もエセシロウも来ていないので、手加減なしの全力攻撃。



しかし、BBは以前まで使いまくっていたチートスキルは使わなかった。

それどころか、ゲームマスターとしての権限も使わず、こちらの攻撃を一方的に受け入れた。
















・・・あれ?

本当に倒せちゃった!?






ばつん。


次の瞬間、全ての感覚が無くなった。







何も見えない。それは回りが暗くなったというより、視力が失われた感覚に近い、声も皆の声しか聞こえない。


みんな、近くにいるのか!?





男の声と銃声が聞こえた。




リップが銃弾を弾く。

跳ね返った弾丸はどこかに当たって爆発した。




視力が戻る。他の感覚も戻った。しかし、そこはさっきまでいたBBスタジオではなかった。





ここは天体室だ。

そして、カルデアの管制室に良く似ている。

トリスタンが回りのコフィンを見て言った。中には、幼いこどもがたくさんいる、と。






スズカの雰囲気が変わった。

彼女を言いたいことに察しがついて、途端に寒気がした。

彼女が剣を指す先に、あの男が立っていた。













エミヤの姿が禍々しく歪む。

何で、そんな残酷なことをこの男は簡単に言うのだろうか。

何で、そんな笑顔で泣いているか。







エミヤの言葉を別の誰かが続けた。聞いたことのある声だ。



この声は確か、、、、、あの記録映像で






















「オレは、どんなことがあってもサクラを守るよ」



男の体は既に壊れていた。魔術師としてのその体は既に死んでいた。







「その道が。今までの自分が、間違っていなかったって信じてる」








限界を超え、ナニカに生かされ、男は目の前の敵を殺す殺戮機械となった。









「誰もが幸せであってほしいと。その感情は、きっと誰もが想う理想だ。だから、引き返すなんてしない。」








体は徐々に崩れていく、もう立っていることもままならない。







「何故なら、この夢は、決して・・・・・・決して・・・・・・」







そもそも、現界した時点で男は崩壊に向かっていた。繰り返される召喚、その過程で真っ当な英霊ではないこの男は少しずつ己を喪っていった。







「確かに俺は何か間違えている。けど、いいんだ。だって・・・・・・・・・」






ズプリ。グサリ。






「誰かの為になりたいっていう思いが、間違いのハズがないんだから」





あぁ、本当に。















エミヤは、倒れて動かない。



静かに目を閉じて、眠るように、安らかな顔をしていた。




さようなら。そして、ありがとう。正義の味方。














突然、背後からマーブルが声をかけてきた。






キャットの言葉はいつも突拍子もないことだが、指摘されたマーブルはくすくす笑っている。

明らかに今までのマーブルと様子がおかしい。






一瞬マーブルの姿が蜃気楼のように歪んだ。

そして、、、、、、








謎の修道士、いや、その姿は初めてだが、声は知っている。

この声は、あの時の記録映像のセラピストだった女性の声・・・。










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これは彼女の童話。


世界を愛し、自分を愛し、全てを愛したおとぎ話。


この世全ての●を満たす、「貴方の為の物語」

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3つ目の人類悪がここで――――!?







SE.RA.PH.そのもの?じゃあ、SE.RA.PH.の体が女性の体だったのは・・・。








(なんだろう、この人の言っていることは、なんか頭がモヤモヤする)



























・・・ちょっと待って、ようするに・・・・・・あなたも被害者?



















彼女は照れるように、それこそまるで、ちょっと冷蔵庫のアイスをつまみぐいしてしまったかのように言う。



こいつ・・・・・・!?









もう、事情はいいです。いいですから、早くSE.RA.PH.を止めてください。あなたなら、それができるんですよね。




全身に悪寒が走った。この人は、人間じゃない。人間なら、こんな状況であんな感情は湧かない。








タマモとスズカが攻撃の姿勢を取る。しかし、その瞬間天体室――いや、SE.RA.PH.全体に激しい衝撃が走った。






え、じゃあ?海底をすり抜けて、落ち続けてるってこと!?






せ、性感帯!?ちょっと待って、理解が追いつかない!!






な、眩しい!



またも周囲が一変する。

そこは、悍ましいほどに、神々しい空間。

楽園のような見た目で、何も無いただの虚数空間。


そこに、殺生院キアラが立っていた。








(正直、話に全然ついていけてないけど)調子にのるな・・・!










次の瞬間、目の前で彼女は巨大化した。


パッションリップ曰く、魔神柱の力を使っているそうだ。



そして、どんな攻撃も彼女にはダメージを与えられなかった。


ティアマトの時と同じだ。そもそもビーストには権能があり、人類では傷つけることができない仕組みになっている。


ティアマトの時は、様々な条件を満たし、ようやく同格になることで、打破することができたが、今のキアラに対抗する手段ははっきり言って思いつかなかった。





ふうと彼女が息を吹く。それだけで大魔術クラスの威力の攻撃が全員を強襲した。



一瞬。


一瞬でスズカ、タマモ、トリスタン、ロビンは消滅した。




こんな・・・・・・。










走った。


無様に逃げた。


いやだ、死にたくない。死にたくない。こんな、こんなところで死ねない。


こんな終わり方は、いやだ。


誰か、誰か、、、、、、、






キアラの指先が自分の背中に触れた。


その瞬間、体が蒸発して溶けた。








































蒸発した体に残った意識が、確かにBBの声を聞いた。